「有る」があるから「無い」がある
こんにちは!
ライフコーチのもとあきです。
今日は
「有る」があるから「無い」がある
…なんか哲学っぽい話ですね。
僕は、普段から
『有るもの、持ってるもの、得たもの』を見つめる
ことを意識しています。
その一環として「感謝ワーク」を毎日行っています。(感謝ワークのやり方についてはコチラ)
人間は「不足」に目を向けがち。でも不足に目を向けるといつまでも満たされない。
ずっと漠然と不安なまま。
「どうやったら『乱れた時』に切り替えられるようになるか?」
ここ最近そんなことを考えて、感覚が言語化できたので書かせていただきます。
目次
【前提】「不足の視点」は自分も周りも不幸になる
人間はつい「不足」に目を向けてしまいがち。(これをゲシュタルト心理学といいます。)
「不足」は自分が満たされず、我慢を呼んでしまう。
我慢をすると、
「相手(外側)に期待する=自分の幸せが周りに依存=他責」
になる。
そして、相手が期待通りに動かないと不安や苛立ちが生まれる。
そのくせ、期待通りになっても「当たり前」として受け取ってしまう。
自分の外側が期待通りになるなんて、殆どありえない。
どんどん自分が乱れる、自分が乱れると、「自分」というフィルターを通した世界はどんどん乱れて見えてくる。
そんな流れが続いてしまいます。
・「不足の視点」は不幸を呼ぶ
・不足→我慢→外への期待→幸せを周りに依存→自分が乱れる→他のせいにする
というフローを生む。
お金がカツカツになって自分を安売り
実は最近、すぐ使えるキャッシュが10000円を切ったことがありました。
自己投資やら、環境整備やらにお金を使っていたときに支払いのタイミングが重なったんですね。
しかもトラブルで入ってくるお金が入ってこない。
めちゃくちゃ焦りました。
「やばい、生きていけないんじゃないか」
その時、僕は長野県の木曽にいました。とても田舎で働き口があるか分からない状態。
初顔なので挨拶をして回るわけです。
不安に不安が重なっていた僕は、自己紹介で
「健康的な身体もあるので、なんぼでも使ってやってください」
って挨拶して回ったんですね。
確かに地域の皆様とコミュニケーションはとれました。
でも、あとからよく考えたら
「やりたいことでもないことに自分を安売りしていた」
ことに気づいたんですね。
危うく、自分のビジョンじゃない方向に行こうとしてたんです。
もし、そのまま雇われたりしていたら、会社員時代と同じこと。
自分のやりたくないこと、力を発揮出来ないことに自分の時間を売って、コーチングは二の次になっていたかもしれない。
その寸前でした。
・お金が本当にカツカツになった(コーチへのフィーが足りなくなるほど)
・そのため「無い」ばかり見て焦り、自分のビジョンと違う方向へ安売りしかけた
今まで「お金が有った」からこそ芽生えた「無い」という感覚
さて、そう言っても僕は普通に生きてます。
こうやってHPを更新しているし、クライアントや友人と会って話をしたり、笑って生きていました。
なのに、「無い」だけ見て焦っていたんですね。
なんでこんなに乱れたんだろうな〜?って考えていました。
ヒントは急激な変化。
「今まで『お金が有った』からこそ、お金が減って『お金が無い』という視点になった」
ということに気づきました。
元々「お金」という存在を知らず、持ったことすら無かったら、「無い」ことさえ気付かない。
「有る」の裏は「無い」、逆もまた然り。
そのことに気付かず、「無い」面ばかり見ていたんですね。
・不安ばかりだったが、お金が無くてもなんやかんや生きて笑っていた
・今までお金が「有った」からこそ、「無い」という感覚になっていた
・なのに「無い」ばかり見て焦って乱れていた
「不足(無い)視点」になったら「満足(有る)視点」
さて、じゃあどうすればいいか?
という話。ここでタイトル回収。
「有る」があったからこそ「無い」がある。
逆もまた然り。
ということは、
「無い」と不安になったり、乱れた時、必ず「有る」が傍にある。
「じゃあ何がある?何があった?何が得られた?」
と考えを自動化してしまえばいい。
不安なときは動悸が乱れます。呼吸も浅くなる。ソワソワします。ウロウロします。
コレが「不足=(無い)視点」。
あなた自身が一番分かるはず。
そうなったときに
「いや、まて。自分には何がある?何ができる?」
と数える。
ひたすら「有る」を数える。
「満足(=有る)視点」に切り替える。
そして「有難う」。これが無敵です。
・まず深く呼吸する
・「いまあるもの。今できるもの。」を数える
・有難う
最後に
皆「有る」を求めて生きています。
つまり「有る=幸せ」ということ。
だからこそ「無い」を埋めようとする。仕事でも日常でも。
すると、気づけば「『無い=不幸』を探す視点」になっている。
不幸しか目につかなくなる。「もはやその状態は不幸なのでは?」と思っています。
だからこそ僕は病んだのでしょう。
病んだときに、今日お話した視点があればなぁ。って今思います。
是非、あなたも不安になった時、乱れた時、まず一旦
頭の中で「有る視点」を生む。
そのために「有るを数える」を行ってみてはいかがでしょうか?
最後まで読んで頂いて有難うございました!