【エネルギー管理】「未完了」をコントロールしよう!
こんにちは。
ライフコーチの「もとあき」です。
突然ですが、皆さんはこんな経験ありませんか?
- 「やらなきゃいけない」ことが溜まって、何もしてないのに気が重い
- 「やらなきゃいけないのになぁ」って思っているのに、取り組めない
- 気になっていたことを少し進めると、胸がスーッと楽になった
もしかしたら、それはあなたの中の「未完了」が関係しているかもしれません。
今回は僕もコーチングの中で、クライアントさんに問うている「未完了」について説明します!
「なんか知らないけどモヤモヤしている」、「やらなきゃいけないことが進めることが出来ない」という方必見です!
目次
そもそも「未完了」とはなんなのか?
「未完了」とは読んで字の如く「終わっていないもの」です。
僕たちは日常生活の中で、様々な「やらなければいけないこと」に遭遇します。それを全てクリアすることが出来るか?といったらなかなか難しいですよね。
「未完了」とは、そんな「終わっていないもの」を指します。
その中で、僕が注意しているのが
- 心に残る「過ぎた過去のこと」(昔言いたくて言えなかったことなど)
- すぐ出来るのにやっていないこと
です。
「未完了」というと「何らかのタスク」を連想する方も多いですが、すごく些細なこと(後悔とか心理的な面)でも「未完了」になります。
最近、僕が直面した些細な未完了を下に挙げます。参考にしてみてください。
・仕事を辞めて「独立します」という宣言が同僚達に出来ておらず、宙ぶらりんになっていたこと
⇨こっそりブログや活動内容を報告して、事実上の「宣言」として片付けた
・常に愚痴を言っている(と僕が感じていた)母親に対して、「愚痴を聞かされるのは辛い」と伝えられていなかったこと
⇨「共感出来なかったら、無視か冷静に現実を整理させてもらう。もしくはお金とるわ」と宣言した
・悩み相談をしてきてくれる友人に対して、お金もとれず本気にもなれ(コーチングを薦められ)ず、中途半端になっていた
⇨「本気でやる気なら、お金とるしお互い本気で話をしたい」と伝えた。
・「僕の人生このままでいいのかなぁ?でもどうしたらいいか分からん」と生き方が定まっていなかったこと
⇨コーチングを学ぶ、受けるお金と命を自己投資することにした
というように、行動自体は「宣言する」とか「話す」だけで片付くけど、出来ていないことが多いわけですね。
・未完了とは終わっていないもの
・特に注意が必要なのが
1.すぐ出来るのにやっていないこと
2.心に残る「過ぎた過去のこと」
未完了が溜まると、どうなるのか
簡単に言うと「エネルギーが奪われます」
なにかふとした拍子に未完了を思い出して、「うわー、あれやんなきゃ」「そういえばあれどうなったっけ?」などが次々と連想されます。
「ツァイガルニク効果」という名前で、心理学者のクルト・レヴィンとブルーマ・ツァイガルニクによって提唱されました。
「ツァイガルニク効果」とは、達成できた事柄よりも、達成できなかった事柄や中断している事柄のほうをよく覚えている現象
日本の人事部 人材開発キーワード一覧 ツァイガルニク効果
やれていないことばかり思い出されて、「出来ない自分」が当たり前になっていくんですね。
すると、「本当に集中したいことにエネルギーを使えない」ということが起こります。
「ホンマはもっと休みを有意義に使いたかったのに、動けなかった…」となった経験ないでしょうか??
そんなときは、未完了がないか探してみるといいかもしれません。
「未完了」が溜まると、「終わってないこと」ばかりに気をとられる(ツァイガルニク効果)
⇨本当に集中したいことにエネルギーを使えなくなる!
まずは思いつく未完了を書いてみよう!
他の記事でも度々話していますが、「『終わっていない』が頭の中で、大きくなっていってる」ことが多いです。(参照:悩みが起きる仕組み)
なので、まずは「いま、何が頭の中にあるのか?」を書き出してみましょう。殴り書きで大丈夫
目的は
「未完了を『そのまんま』正しく把握すること」
です。
書いてみることで「大変やと思ってたけど、意外にできそう!」とか「あ、これから手をつければいいかも!」と思えるかもしれませんよ!
「心に残っている」未完了をひたすら書いていく ⇨ 自分の心の中と現実を正しく把握する
「いつやるか」or「やらない」 〜とにかく「決める」〜
一度、未完了を書き出すことが出来たら、次は「いつやるか?」を決めましょう。
この時、「やらない」と決めても大丈夫
「もやもやが溜まって疲れる」というのは「いつやるか?」を決めていないからです。
「『いつやるか?orやらない』を決めること」で「完了」の状態に持っていけるんです。
「いつやる or やらない」を決めることが重要!
実際の行動までブレイクダウンする
例えば、「引っ越しをしなければいけない」としましょう。
その時に、未完了として「引っ越しの準備」と書いても、それまでにやらなければいけないことが把握出来ていませんし、「何をいつまでにやるか?」も決められていません。
ではなくて、「自分が実際に行う作業レベル」にまでブレイクダウンすることをおすすめします。
「引っ越しの準備」を例にあげるのであれば、
「引っ越しの準備」
⇓
・ダンボールに荷物を梱包する
・クルマの手配をする
・掃除をする
・役所に転出届、転入届を提出する
・自動車のナンバープレートを更新する
…etc
「引っ越しの準備」と言っても色々ある!
というように、自分の作業を明らかにするんですね。
「『いつやるorやらない』を決めること」を重視して、未完了をあなたの中でバシバシ片付けていきましょう。
まとめ 〜大事なのは決めること〜
今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。
未完了とは、
・心に残る「過ぎた過去のこと」(昔言いたくて言えなかったことなど)
・すぐ出来るのにやっていないこと
未完了を溜め込むと、「終わっていないことばかり」に気をとられる。
⇨本当に集中したいことにエネルギーを注げなくなる
未完了の処理の仕方
1.「心の中に残る」未完了を列挙する(書くのがオススメ!実際の作業にまでブレイクダウンする。)
2.「いつやるのか?」を決める(「やらない」もOK!)
今日は「未完了」について話をさせて頂きました。
大事なのは「決めること」。やるかやらないか決めることで、少しスッキリするのが分かると思います。
そして、処理が大変なのは「心に残る過ぎた過去のこと」です。
「あの時、言いすぎちゃったなぁ」とか「大事な人に伝えたいこと伝えてなかった」とか後悔に近いものがあるかもしれません。
かく言う僕も伝えたいことがありつつも、今伝えられない理由があって、未完了が溜まっています。
そんな時も手順は同じ。まず書き出す⇨やる or やらないを決める。
「『やらない』なら『やらない』で生きていく覚悟を背負う」、「『やる』なら『やる』覚悟を背負う」、これだけでとても楽になります。
モヤモヤしたものを上手く処理して、やりたいことに集中して生きましょう!