【大切に扱われたいを大切に】怒りの鎮め方とアンガーマネジメント

こんにちは!

完璧以外許せない、あなたのライフコーチ「もとあき」です!

今日は「怒りを感じた時の対処法」について書きます。

皆さんも日常の中で
・思わずカッとなってしまって余計に事態が大きくなってしまった
・細かいことにイライラ、ムカムカしていて疲れてしまう
といった経験ありませんか?

忙しい毎日、ストレスが溜まることも多いとは思います。

ですが、どうせなら怒りっぽくない人の方が一緒にいて楽しいですよね。

僕もこの方法、考え方を学んでから同期やコーチ仲間に「もっちゃん、顔優しくなったね〜」とか「穏やかになったね」って言われました。

怒りのコントロールを学んで一緒にいて楽しい人を目指しましょう!

この記事が、少しでも皆さんの毎日を楽しくすることに役立つことが出来たら幸いです。

怒りってなんなん? 〜「相手をコントロールする」ための手段〜

まずは、「怒り」ってなんなん?っていうところ。

アドラー心理学では、怒りの目的を以下のように述べています。

1.支配:親子や上司と部下などの関係で、相手を自分の意のままに動かしたいと思う気持ち

2.主導権争いで優位に立つ ~夫婦間、社内、仲間内で、主導権を握りたいという気持ち

3.利権擁護 ~自分の権利や立場を守りたいという気持ち

4.正義感の発揮 ~正しいことを教えたいという気持ち

https://magazine.keysession.jp/control-anger/

「怒る」はツールであり、「最も幼稚で安易なツール」と「嫌われる勇気」の中では痛烈に述べられています。

「毎日毎日怒っているなぁ」という人は、「何かをコントロールするために、怒れる材料を自ら探している」んですね。

このため、「人は怒りを捏造する」とまで言われています。

point

怒りは「相手をコントロールする」ためのツール

「怒り」は二次感情 〜「大切に扱われたい」思い〜

「怒りは二次感情」、この言葉聞いたことありますか?

簡単に言うと、「怒りには、それを発生させる基の感情がある」ということ。

これらを「一次感情」といい、「寂しさ」「悲しさ」「苦しさ」…などがあります。

色々名前はありますが、要は

人はみな「大切に扱われたい」ということ。

例)

高速道を走行中、トラックが走行車線から追い越し車線に急に出てきた。こっちはトラックより速いのに運転中に割り込まれてイラッとした。
トラックのスピードは遅いし、視界も遮られて、ドライブを邪魔された。
⇨「『僕の前になら、多少危なくとも入ってきてもいい』と思われたんだ。」⇨「僕と愛車を大切に扱ってほしい」という一次感情

遅刻された時、約束を破られた時、プレゼントが気に沿わなかった時、呼び捨てにされた時…世の中の「イラッ」は結局「自分が大事に扱われたい」なんですね。

この一次感情をどう扱うか?

この考え方が怒りを鎮めるのに、重要になります。

point

怒りは「二次感情」とよばれ、一次感情により発生する。

一次感情には「悲しさ、苦しさ、辛さ…」などがあり、要は「自分は大切に扱われたい」という思いである

怒りの鎮め方 〜大事なのは怒りを「抑える」ことじゃない〜

6秒待つ

「感情のピークは6秒である」。この言葉も聞いたことあるでしょうか?

「記憶力の脳科学」の著者である、自然科学研究機構生理学研究所教授、医学博士の柿木隆介さんによると

「前頭葉は常に感情をコントロールする役割を果たしているのですが、実は、突発的に発生する怒りの感情には、すぐに対応できないのです。

急には対応することはできないものの、実は『少し我慢している』と活動を始める、つまり、怒りの発生と理性の発動には時間的なズレがあるのです。ですから『ちょっと待つ』ことが、怒りを抑える最大のポイントになる

前頭葉が本格的に働きはじめるまでにかかる時間は3~5秒程度と考えられます

https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/16/070700034/071400003/?P=3

感情を司る前頭葉には暖機が必要だから、時間が必要なんですね。

現場検証をする

『悩み』が起きる仕組みと、悩んだときの対策!」でもお伝えしたのですが、感情が乱れた時は、現実に起きたことを「そのまんま」捉えられていません

なので、現場検証して、まずは現実の方を「そのまんま」見つめちゃいましょう。

先程の「運転中に割り込まれてイラッ」の場合を見てみますと…

例)

高速道路を走行中、トラックが走行車線から追い越し車線に急に出てきた。こっちはトラックより速いのに運転中に割り込まれてイラッとした。
トラックのスピードは遅いし、視界も遮られて、ドライブを邪魔された。
⇨「『僕の前になら、多少危なくとも入ってきてもいい』と思われたんだ。⇨イラッ

現実に起きたこと

トラックが僕の前方で、僕が走行している車線に車線変更してきた

たったこれだけなんですよね。

「思い通りに走りたかった」とか「急に出てきた」とか「視界を奪われた」と、あとからあとから付け加えて

現実をどんどん膨らませているのが分かりますか?(文字数も嵩むから書くん大変←)

現実に起きたことを整理してみると、「あれ?もしかして、思ったよりたいしたこと起きてない?」と思えるかもしれません。

まぁ、そもそもこれやってると上述した6秒経ちますよね(笑)

一次感情「大切に扱われたい」を見つめる

これはそのまんまの意味です。

現場検証が終わったので、次は「なーんで怒ったんやろ?」って考えてみましょう。

そもそも割り込まれたことはきっかけで、「元々、イライラが溜まっていて、違うきっかけで爆発する」というパターンも多いです。

なので、丁寧に一次感情を見つめてみましょう。

肯定するというのは「大賛成!」という意味ではなく、「『良い悪い』の評価無く、ただ見つめる」というもの。

ゆっくり、ゆっくり見つめてみましょう。

まとめ

本日のまとめ

・怒りは「相手をコントロールする」ためのツール

・怒りは「二次感情」とよばれ、一次感情により発生する。

・一次感情は「自分は大切に扱われたい」という思いである

・怒りの鎮め方
  6秒待つ、現場検証をする、一次感情を見つめる

最後に 〜「大切に扱われたい」のは皆持ってる心、「そのまんまのじぶん」を肯定する〜

さて、本日も最後までご覧頂きありがとうございました。

いかがだったでしょうか?あくまで、怒りは「『抑える』ものではなく、『そのまんま』の感情を肯定することが肝要」とお伝えさせて頂きました。

そもそも、怒りは「『大切に扱われたい』を自分で受け入れられない」ことから始まります。

何故かと言うと、「その感情に対して、「恥ずかしい」とか「幼稚」といった、『評価』をしている」から。

日本の文化もあるかもしれませんね。

「そんなこと言わせるなよ、言わなくても分かるだろ」というように、「行間を読むのが美しい」という文化を感じます。

美しかろうが、美しくなかろうが「じぶん」は「じぶん」。

そんな「そのまんまのじぶん」を見つめてみると、怒りも無くなるかもしれません。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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