【悩みを消す練習】『悩み』が起きる仕組みと、悩んだときの対策!
こんにちは!
ライフコーチの「もとあき」です。
今日は”悩みが起きる仕組み”についてお話したいと思います。
僕は自動車メーカー勤務時代に「適応障害」という心の病にかかり、休職した経験があります。
ただ、自分がコーチングを受けていくことで「どの悩みにも共通した流れがあること」に気づきました。
今日は僕の実体験に基づいて、ここにシェアします。
- 毎日何かでモヤモヤしている
- ちょっとしたことで落ち込む
- すぐカッとなってしまう
こんな方々が「なるほど!自分が悩むのはこういうことだったのか!」と安心することになるでしょう。
知るだけで少し楽になるかと思います。
最後までご覧頂けると幸いです。
目次
【前提】人は「自分を通して」でしか世界を認識出来ない

さて、いきなり小難しい話になるかもしれませんが、前提として
「人は自身の感覚器官を通して、世界を感じ、心(≒脳)で世界を認識する」
ことを理解しておいてください。
普段、僕たちは意識していませんが、目で、耳で、肌で、舌で、匂いで世界を感じます。
それらを受け取った心(≒脳)がどんなものか判断して認識しています。
好きになる人が違ったり、同じ風景を見ても、注目する対象が違うというのは、これらの感覚器官や判断の仕方の違いによるものなんですね。
これを「個性」と呼ぶ訳です。
さて、ここで大事なことが
人は世界を正しく(=そのまんま)見ているようで、見れていない!
ということ。
「色眼鏡」や「フィルター」って言えば、分かりやすいでしょうか。
「フィルターを通して」でしか世界を見ていないので、フィルターや色眼鏡があることにも気づかないんですよね。
人間が知覚している「現実」はそもそも外部世界を直接に反映してはいない。むしろ脳が作り上げたものだ。色が好例で、光(電磁波)自体に何かの色が備わっているのではない。色は様々な波長の光の混合から脳が作り上げたもの
脳が「現実」を作り出す 人の知覚は外部世界をそのまま反映したものではない 日経サイエンス
この考え方を理解しておくだけで、悩み自体を見つめやすくなります。
ちなみに僕自身はコーチングを通して、自分のフィルターを知っていきました。
- 人は必ず「感覚器官で感じる⇨心(≒脳)で判断」という流れで世界を認識している
- 人は世界を正しく見ているようで、見れていない
【仕組み】悩みは「『世界』と『頭の中』がごっちゃになること」から始まる
さて、上の章で人の見方が分かりました。

では悩みどこから起きるのか?というと
「世界」と「頭の中」がごっちゃになることから始まります。
例として、僕の当時の悩みを挙げましょう。
当時は
- 職場の人間関係が嫌(上司から嫌味を言われる、愚痴っぽいのに付き合わなきゃいけないことが疲れる)
- 毎日顔を合わせなきゃいけないので、毎日気分が重い
でした。(文句ばかりですね(笑))
完全に「上司に対して」不平不満を述べていることが分かります。
さて、ここで一旦、神様の視点から外から見た世界を見つめてみましょう。
上司は何をしていたでしょう?
お分かりでしょうか?
上司のやってることって
「何かしらの言語を話している」だけ
なんです。
「上司が何かしらの言葉を発している」ことを
僕のフィルターを通して、「悪口」とか「疲れる」という事象へ変換しているだけなんです。
ちなみに当時の僕の頭の中には
- 「上司が発する言葉が『嫌味』『愚痴』である」という判断
- 「愚痴や悪口は言うもんちゃう」という常識
- 「万人から好かれておきたい」というセルフイメージ
- 「好きでない上司の元で、自分を殺してでも仕事を続けなきゃいけない、仕事とはこういうものだ」という思い込み
…etc
などがあったんですね。
究極を言えば、上司の言葉が「日本語である」というのですら、僕の判断になります。
無意識的にフィルターを通して「嫌味を言われた」世界を見ていた
これが悩みになっていた訳です。
その後も我慢を続けて働き、過去の僕は『適応障害』という心の病にかかってしまいました。
- 上司は「ただ言葉を発していただけ」
- 「上司の発する言葉が『嫌味』」、「付き合わなければいけない」というフィルター(思い込み)の下で受け取っていた
- フィルターや思い込みに気づかず自身を縛っていた
悩みは「世界」と「頭の中」がごっちゃになること、ごっちゃになってることに気づかないことから始まる
【対策】自身が持っている選択肢を見つめてみる

じゃあ、過去の僕はどうしたら良かったのでしょうか?
もう一度、神様の視点に立って、外から見つめてみましょう。
上司が言葉を発している現実は変えられません。もう発しちゃってますしね。
では、僕を見てみましょう。
さっきは「思い込み」によって、僕の選択肢を狭めてしまってました。
ここで、「もし何をしても良いんだとしたら?」と考えてみましょう
僕の手元には、こんなカードが見えます。
- 上司の言葉を遮る
- 職場から自宅へ戻る
- 違う人を通して、上司と意思疎通を図る
- 異動や担当変更を願い出る(通らなければ辞める)
- 明日から職場に来ない
…etc
結構いろんな選択肢が取れそうですね!(笑)
「そんな選択肢なんてとれない!」とお思いの方もいるでしょうが、本当にそうですか?
- 職場のドアが施錠されてる訳でもない
- 健康的な肉体と自分で歩ける足を持っている
- 下へ降りるエレベーターもある
- 職場に来ないと逮捕される訳でもない
「出来ない!」と判断していたのも僕の頭の中の話です。
お金や世間体など、判断の根拠となるものはあるでしょうが、それすらも僕の頭の中から出ているものです。
なので、しんどいなら休みを貰っても良かった訳です。
でもそれをしなかった為に、「もう打つ手が無い」と寝られなくなり、適応障害になってしまった訳ですね。
一旦、「自分がとれる選択肢」を挙げてみましょう。
そこから「なぜとれないか?(そもそも本当にとれないのか?)」「じゃあとれる選択肢は何か?」を丁寧に探っていきましょう。
すると勝手に前向きになって、堂々巡りに陥っていた悩みが「考える方向」に行きますよ。
意外にも、「無い!」と思っていた選択肢が「案外手元にあるやん!」と思えるかもしれません。
- 「何をしても良い」という前提の下、とれる選択肢を並べてみる
- 選択肢を丁寧に眺めてみる
まとめ
今回のまとめです。
- 人の見方について
- 人は必ず「感覚器官で感じる⇨心(≒脳)で判断」という流れで世界を認識している
- 人は世界を正しく見ているようで、見ることは出来ていない
- 悩みが起こる仕組み
- 「世界」と「頭の中」がごっちゃになり、それに気付かないことから始まる
- じゃあどうしたらいい?
- 「何をしても良い」として、とれる選択肢を並べる
- 選択肢を丁寧に見つめてみる
最後に…
さて、いかがだったでしょうか?
今回は「悩みが起きる仕組み」という話をさせていただきました。
現時点で悩みを持っているアナタの力になれたなら幸いです。
とはいえ、

「簡単に『世界』と『頭の中』を切り分けられたら苦労せんわ!」
「どうしても自分を責めてしまう…」
「余裕が無くて、落ち着いて見つめることができない」
とお思いかもしれません。
でも安心してください。
そんな方の為に、ライフコーチの僕がいます。
ライフコーチングを通して、あなたの悩みを丁寧に見つめ、生きたい人生(=ビジョン)に向かって進むサポートをさせて頂きます!
僕と一緒に「そのまんまのじぶん」を見つめて、「そのまんまのあなた」が生きたい人生を歩んでみませんか?
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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