【実話】独立を告げたら「逃げ」と言われた。その理由を考える
こんにちは
ライフコーチの「もとあき」です。
今日は、先日記事にした、「逃げたらアカン?『逃げる』をゆっくり考える」の続きになります。
会社員時代、僕はに2回「逃げ」と言われたことがあります。
1回目:適応障害と診断されて、「部署異動」を願い出た時。
2回目:2年主張した部署異動が叶わず、「独立しますわ」と告げた時。
「会社に『辞める』と告げると『逃げだ』と言われた」非常によくあるケースだと思います。
何故会社がそう言ってくるのか?会社の人側の視点に立ってみて考えてみたいと思います。

・会社辞めたいんやけど、色々言われるのが腹立つ
・コミュニティを抜けようとしたら反対されてモヤモヤ
上のような方々にオススメです。
ちなみに「会社に残った方がいいよ」とか「辞めた方が良いよ」という判断の記事ではありません!
あくまで、「現実を冷静に見てみる」という
最後までご覧いただけると幸いです。
目次
【まずはおさらい】「逃げる」について
前回のお話では
「逃げる」は「どこから?」があって初めて成立する→「走る」や「歩く」にベクトルがついて「逃げる」になる
「逃げる」は視点によって、「逃げる」とも「向かう」ともとれる→「誰から見て」を意識してみる
ということでしたよね。
なので、次は視点を変えてみましょう。
【キレる前に】会社の視点に立ってみる
さて、先述したように僕は2回「逃げだよ、それは」と言われたことがあります。
当時は、「なんで言う事理解してくれへんねん!」とか思っていたのですが…。
今になって当時のことを振り返ると、「仕方なかったのかなぁ」と思ったりしています。
ということで、僕視点で怒り狂っていても仕方ないので、会社視点で物事を少し冷静に見てみましょう。
会社にもビジョンがある
僕にも目指すビジョンがあるように、会社にだってビジョンがあります。
いわゆる「企業理念」。
「私たちは、こうやって世界を幸せにしていきます!」というやつですね。
例を見てみましょう
1.私たちは常に先進の技術の創造に努め、お客様に喜ばれる高品質で個性のある商品を提供します。
2.私たちは常に人・社会・環境の調和を目指し、豊かな社会づくりに貢献します。
3.私たちは常に未来をみつめ国際的な視野に立ち、進取の気性に富んだ活力ある企業を目指します。
企業理念とSUBARUのビジョン 「企業理念」
選んだ企業に深い意味はありません←
さて、会社は理念やビジョンに向かうために、お金を稼いでいきます。
そして、ビジョンを達成するために、「どんな商品を売るのか?」「どういう体制でモノを作るのか?」を考える。
商品やマーケティングなどもそうですね。
でもそれだけじゃなく、もっと細かくみても同じ。
僕の職務も、人事も、開発期間も、生産体制も、デスクの配置、PCや機器の種類、、、どれも手段。
人を幸せにする手段が、自動車だったり、家電だったり、材料だったりするわけです。
つまり、会社を構成しているものは、全て「ビジョンを達成するための手段」なんです。
会社にだってビジョンがある
会社を構成しているものは、全て「ビジョンを達成するための手段」
就職とは「ビジョンに賛成し、協力すること」
では、「就職」を考えてみましょう。
僕はある企業で働いていた。つまり、「就職」をした訳です。
就職した時に何を言っていたか?というと…
「御社の理念に感動し…」とか「自分はこういうものが得意で、こういう場面で発揮できます」というように、

この会社のビジョンに賛成です!
僕ならこの会社に力になれます!
○○な経験を活かして、会社を強化します!
って言うてる訳です。
つまり、就職とは「ビジョンに賛成し、協力すること」
僕は「ビジョンに賛成し、協力できる奴だな」と判断されたからこそ、就職できたわけです。
就職とは「ビジョンに賛成し、協力すること」
「ビジョンに賛成し、協力できる奴だな」と判断されたからこそ、就職できる
もとあきの「独立」はビジョンへの方向転換
さて、2年目辺りから病気の気配が出てきて、もとあきは辞めたくなりました。
会社の掲げるビジョンと手段が、自分のビジョンと合わないことが分かってきたから。
人の人生に深く関わりたかったし、「有難う」と言われ、「有難う」と言える仕事が良い。
そう思って、ビジョンを設定し、コーチをつけて独立へのスタートを切ったのでした。
その末に出た答えが「辞める」という表現。
でも、これは会社のビジョンとは方向が違う訳です。
「辞める」とは「ビジョンに協力できなくなった」ということ
会社とビジョンから遠ざかっていくから「逃げる」
さて、僕をもう一度見てみましょう。
前回も使いましたが、以下の図になってますよね。

今回の場合はAが会社側、Bがビジョンにいる僕です。
僕は「ビジョンに賛成し、協力したのにも関わらず、ビジョンに協力できなくなった」と方向転換したわけです。
会社から見たら「逃げる」と表現するのは当然ですよね。
ビジョンに賛成し、協力したのにも関わらず、ビジョンに協力できなくなったと方向転換した
→ 会社から見たら「逃げる」と表現するのは当然
【まとめ】会社に「逃げ」と言われても気にしない
さて、ここまで読んでいただいてありがとうございました。
「辞める」と表現した時、会社から「逃げだ」と言われたのは当たり前ということが分かったと思います。
「逃げ」と言われても気にしない。
「確かに、そりゃそうだよね」と、少しは楽になって頂けると嬉しいです。
折角なので、もし同じ立場にいた場合、僕の例に合わせて考えて欲しいのは、
・自分のビジョンに向かっているか?
・なぜ「逃げ」と言われてモヤモヤしたのか?
・「逃げ」はあなたにとって何か?悪いモノ?
この3点です。
もしかしたら、「逃げ」に対して思い込みがあるのは、あなたかもしれません。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!