【自己肯定感を上げる】不安な時に思い出したい「あたりまえ」
こんにちは!
ライフコーチのもとあきです。
今日は、不安な時に忘れがちな「あたりまえ」について書いていきます。
不安に不安を重ねていくと、全く行動に移せなくなり「自分は何もできない」と生活に支障をきたすことも。
そこで、僕自身が病気になって、不安になったときに見つめ直していたことを共有します。
こんな人におすすめです。

- 不安で心がウワーってなってる
- 自分には何も出来る気がしない
- 自分のことが嫌になる
最後までお付き合い頂けると幸いです!
目次
【結論】
見つめたいあたりまえ
1.人間は生き物である
2.存在するのは「いまこの瞬間」だけ
3.全てのものは移り変わる、不安な心だって、そのうち変わる
4.人は幸せになるために生きている、万事幸せに繋がっていく
【前提】不安なとき「無い」が頭を占拠する
「有難う」の記事にも書いたのですが、不安なとき、人は「現実に無いもの」に焦点を集中しがちです。
元々、人間自体が「不足」や「無いもの」に目を向けてしまう癖を持っています。
ゲシュタルトの輪として説明されることが多いです。
「無い」に目が向くことで、「有ってほしい」と期待する脳とのギャップが起きる
これによって不安や悩み、葛藤が起きる訳です。
【考え方】忘れがちな「あたりまえ」を見つめてみる
さて、悩みが起きる仕組みを簡単に説明しました。
ということは、悩みを消すためには
- 「無い」に目が向く癖
- 「有ってほしい」という期待
をどうにかすればいい。
そして、「無い」に目が向いているときは、「有る」に目をむけてやればいい
だからこそ、忘れがちな「あたりまえ」を見つめてみよう、という訳なんですね。
では、上に挙げたものを少し詳しく見てみましょう。
人間は生き物である
生きている、だけで膨大な「あたりまえ」に支えられている
人間だって生き物です。
自然の中の一部です。
人間は生き物、というだけで色んなことが言えます。
- 食べ物があるから、食べ物を用意できる環境があるから生きている
- 睡眠があるから、睡眠出来る環境があるから考えることが出来ている
- 空気が有るから、酸素を生み出すものがあるから、呼吸することが出来ている
- みんな「なにかの役に立っている」からこそ、存在出来ている
- …etc
生きているというだけで、様々な「あたりまえ」が出てきますね。
特に「役に立っている」という部分。
大層なことじゃなくても良いんです。
「ただ話して目の前の人を笑わせられたらそれで十分すごいこと」なんです。
「役に立つ」なんて、「目の前の人を笑わせる」。全てはこれの延長です。
食べ物や空気だけでなく、「生きる」「生活を営む」にも注目。
自分がどんなものに支えられているか考えていくと、心が安らいでくるでしょう。
【経験談】会社で病気になったとき、「生きている」ことすら忘れていた
毎日、同じ時間に起きて、ご飯を食べて会社に行き、嫌いな上司にグチグチ言われて、帰ってきてご飯を食べて、風呂入って寝る。
「生きてる実感」が全くありませんでした。
ご飯も当たり前のように、味わうこともなく。何を食べたか?どんな味だったか?も全く覚えていない。
あるのは「成長しなきゃいけない」とか「もっとこうなったらいいのに」
そんな状態でした。不満不足だらけ。
「無い」ばかり見ていたおかげで、満足することは決してありませんでした。
その思いが適応障害を加速させていったんだと思います。
はやる気持ちを抑えて、「生きている」ことに目を向けてみるのはいかがでしょうか?
存在するのは「いまこの瞬間」だけ
不安や悩み、葛藤は全て未来や過去に対して向けられています。

〇〇になったらどうしよう
あんなこと言ったから嫌われたかもしれない
この先やっていけるだろうか
誰でも経験したことあるかもしれません。
でも過去は死んだ時間、そして未来は生まれてない時間
在るのは「いまこの瞬間」 僕らが手をつけられるのは「いまこの瞬間」だけなんですよね。
「今何ができる?」それを考えると、不安も収まり、落ち着いてくるでしょう。
全てのものは移り変わる、不安な心だって、そのうち変わる
仏教では諸行無常といいますね。
「とても虚しい」というイメージがありますが、そういう「無情」ではありません。「無常」。
「一定ではない」という意味です。
この考え方を「無常観」といいます。
生物はいまこの瞬間にも、栄養、細胞が分裂したり、血は巡って、酸素も巡り、風も吹いて、川は流れる訳です。
不安な心も不安を招く事態も、生き物が生み出したもの。
つまり必ず状況は変わるし、心も変わる。
失敗しても、がっかりしても、フラレても、一ヶ月もすれば気にならなくなる。
落ち着いて心を観察してみましょう。
人は幸せになるために生きている、万事幸せに繋がっていく
気づいていないかもしれませんが、僕らは一瞬一瞬「選択」しています。
その数、1日に35000回。
そして、全ての選択肢は「自分の幸せ」に繋がっている訳です。
例えば昼ごはんを選ぶとき
・筋トレしていて、タンパク質多めを選ぶ人
→筋肉をつけて良い身体になるのが幸せ
・低コストなご飯を選ぶ人
→お金を手元に残しておくのが幸せ
・高くても美味しいものを選ぶ人
→好きなものを食べて、満たされるのが幸せ
というように。
人がとる全ての選択肢には、目的やゴールが在るわけです。
これをビジョンと呼んでいます。
人間以外の生き物は「生きること、子孫を残すこと」ですね。
あなたは何を幸せとしていますか?
幸せにつながるような選択を取れていますか?
不安なとき、「自分の幸せ」について集中すると、スーッと不安が消えていきますよ。
まとめ
見つめたいあたりまえ
1.人間は生き物である
→「生きている」というだけで、あなたも周りも大きな恩恵を与えあっている
2.存在するのは「いまこの瞬間」だけ
→「いまなにができる?」だけ考える
3.全てのものは移り変わる、不安な心だって、そのうち変わる
→不安な心も状態も生物が生み出したもの。ということは時間がすぎれば変わる
4.人は幸せになるために生きている、万事幸せに繋がっていく
→一瞬一瞬選択している。全ての選択が「幸せに繋がっているか?」に集中する